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初心者向け 2024.08.01

LIFULL 不動産クラウドファンディングの特徴、どんな方に向いているかについて解説

不動産クラウドファンディングサービスは、不動産事業に1万円から投資できる投資プラットフォームです。不動産特定共同事業法(以下、不特法)の改正により、2017年にインターネット上で投資の募集ができるようになると、様々な不動産事業者がサービスを立ち上げ、小口投資の機会が広がりました。

しかし、現状では多くの事業者が別々に運営を行っている状態であり、サービスの違いがわからず、どの不動産クラウドファンディングサービスを選べばいいか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、そのような不安を払拭するための選択肢のひとつとして「LIFULL 不動産クラウドファンディング」についてご紹介します。どのような特徴があるサービスなのか、またどのような方に向いているのかについて解説していきます。

LIFULL 不動産クラウドファンディングとは

LIFULL 不動産クラウドファンディングは、不特法に基づく不動産ファンドへの投資プラットフォームであり、LIFULL Investment社によるファンド審査を通過したファンドのみを募集するサービスです。
LIFULL Investment社は、直接ファンドを運営するわけではなく、不特法1号事業者である運営事業者の資金調達を不特法2号事業者としてサポートするという関係性です。

(なお、不特法4号事業者として3号事業者のサポートを行う場合もありますが、本記事では割愛します)

不動産クラウドファンディングとは?

不動産クラウドファンディングの仕組みは、投資家が実際に現物の不動産を所有するのではなく、クラウドファンディングにより投資家から出資金を募り、それを資金として事業者が不動産を購入し運用します。そして運用で得られた収益を、投資家の出資額に応じて分配する仕組みです。

長期的に安定した運用を目的とした事業もあれば、開発や転売を目的とした事業もあり、各ファンドにはそのリスク等に応じた目標利回りが設定されています。

不動産クラウドファンディングとほかの不動産投資との違い

個人投資家ができる不動産投資といえば、いわゆるオーナー(大家)業のようなスタイルが主流でした。自ら不動産を選定し、投資対象となる不動産を購入し賃貸することで長期的に収益を得る事業です。

ほかにも、投資目的で購入した不動産の価値が上がったタイミングで売却することにより、キャピタルゲインを得る手法もあります。

一方で、これらはいずれも「投資家が不動産をいったん所有して維持管理する」という条件が付きます。つまり、投資対象の不動産の定期的な修繕や固定資産税など維持費の出費がかさむことも考えられます。また、売却しようと考えてもすぐに売却できる保証はないため、資産の換金性に欠ける点も注意が必要です。

さらに「REIT(リート)」と呼ばれる不動産投資信託という金融商品もあります。REITは、不動産の小口化という面では不動産クラウドファンディングと似ていますが、投資対象となる不動産を投資家が実際に選べるか選べないかが大きな違いです。

不特法とは?

不特法とは、不動産特定共同事業法の略称です。不特法に基づく事業では、ファンド運営事業者が投資額(出資額)を小口化して資金を集め、対象不動産の売買や賃貸などを行って運用をします。そこで得られた収益について投資家へ分配する事業です。不特法は、不動産クラウドファンディングにも適用され、不特法に基づき免許権者より許可を受けた不動産会社であるファンド運営事業者側と、出資する投資家双方にとって安心して取引ができるルールを明確化した法律です。

不特法1号事業者とは、実際に不動産ファンドの運営を行い、投資家から出資された資金を基にファンドを運営して収益を分配する事業者のことです。

不特法2号事業者とは、1号事業者を代理してファンドの募集業務や出資者の管理業務を行います。

サービスの特徴 プラットフォームによる利点 

ここからは、LIFULL 不動産クラウドファンディングの投資プラットフォームとしてのの利点について、次の3つの視点から解説していきます。

  • 厳選された優良ファンドだけ
  • 1つのサービス内で事業者リスクを分散できる
  • デポジット口座があり、継続投資がしやすい

厳選された優良ファンドだけ

一般的な不動産クラウドファンディングサービスにおけるファンドは、不特法が定める運用体制、情報開示規制に則っているとはいえ、ファンド自体のリスクについては投資家自らが見極める必要があります。

それに対し、LIFULL 不動産クラウドファンディングで募集を行うファンドは、すべて募集の媒介事業者であるLIFULL Investment社の審査を通過した優良ファンドです。

具体的には、対象不動産の評価、事業者の適格性、利害関係取引の有無など、投資家に不利益がないように、リスクとなり得る項目を審査したうえで募集を行います。また、ファンドの運用を開始した後も継続的な運用状況のモニタリングを行い、適切にファンド運営がなされているかのチェックを徹底して行います。そのため、不動産クラウドファンディングの経験が浅い投資家であっても、安心してファンドを選んでいただけます。

1つのサービス内で事業者リスクを分散できる

不動産クラウドファンディングの一つに、運営事業者ごとのリスクがあります。投資の基本として「リスク分散」が挙げられますが、忙しい毎日を送る投資家にとって複数の事業者やサービスに資金を振り分けて運用することは容易ではありません。

LIFULL 不動産クラウドファンディングでは、異なる運営事業者による複数のファンドに対して、1つのサービス内で投資を行うことができ、複数のサービスに登録せずともリスク分散が可能です。

つまり、LIFULL 不動産クラウドファンディング内において分散投資が可能であることから、忙しい毎日を送る投資家でも管理がしやすく、ワンストップで不動産クラウドファンディング投資ができます。

デポジット口座があり、継続投資がしやすい

デポジット口座とは、投資家からお預かりする資金(預託金)の管理口座です。

数多くの不動産クラウドファンディングサービスの中で、このデポジット口座を採用しているサービスは多くありません。

LIFULL 不動産クラウドファンディングでは、このデポジット口座で預託金の管理をします。運用終了後はデポジット口座に分配・償還金が振込まれ、投資家は他のファンドに再投資することが可能です。

まず、出資前に資金をデポジット口座へ預け入れておき、その中から出資する(投資する)ことになります。またファンドからの分配金も、デポジット口座へ振り込まれます。そのため、出資の都度、別の口座から資金を動かす必要がなく、利便性が高いサービスとなっています。また、デポジット口座から、普段利用している銀行などの預金口座への資金移動もスムーズに行えるため、安心してご利用いただけます。

どんな方に向いているの?

ここまで、LIFULL 不動産クラウドファンディングの特徴について紹介してきました。これらをふまえたうえで、具体的にどのような方に向いているのか解説していきます。

  • 普段忙しくて日々の情報収集がなかなかできない方
  • 商品選びに自信がない方
  • なるべく長期的に安定した運用を目指したい方

普段忙しくて日々の情報収集がなかなかできない方 

これまでも資産運用の経験があり継続している方で、普段は仕事が忙しく、ご自身が投資した金融商品に関して、日々の情報収集がなかなかできないことがあるかと思います。そのような方でも、LIFULL 不動産クラウドファンディングなら安心です。

LIFULL 不動産クラウドファンディングで取り扱うファンドは、すべて厳正な審査の上、安心して募集できるものだけを選んでいます。さらに募集を行ったファンドについて、定期的な運用のモニタリングも行っています。そのため、投資家の出資時やその後の運用にあたってはLIFULL Investment社が適切なファンドの運営が行われていることを確認するために情報収集を行っていきます。

そのため、普段忙しい方でも、LIFULL 不動産クラウドファンディングは安心して出資、運用していただけます。

また、LIFULL 不動産クラウドファンディングでは、デポジット口座により、資金の一括管理が可能です。デポジット口座へあらかじめ資金を預け入れておき、選んだファンドへの出資金に充当できます。

投資したファンドからの分配金は、デポジット口座に振り込まれ、その資金でさらに別のファンドに投資できるため、投資を継続する際の手続きの手間も最小限で済みます。

商品選びに自信がない方

不動産クラウドファンディング投資の良し悪しを見極めるためには、不動産はもちろん、ファンドという形式での金融の知識など、複雑で専門的なスキルが必要となります。

とはいえ、ご自身が仕事でそれらに関わっているわけでもなければ、見極めが難しい、自信がないと思われてしまうこともあるでしょう。

その点、LIFULL 不動産クラウドファンディングであれば、サービス内で選べるファンドは、すべてLIFULL Investment社が事業の安全性や収益性について一定の基準に基づいて審査したものとなっています。また、募集時だけの審査ではなく、その後継続して定期モニタリングも行うため、投資家の皆さんはどのファンドを選んでも安心していただけます。

また、前述のとおり、LIFULL不動産クラウドファンディングはプラットフォームとして複数の事業者のファンドの募集を行います。そのため、LIFULL不動産クラウドファンディング内で出資可能なファンドは、それぞれ運営事業者が異なります。

つまり、LIFULL不動産クラウドファンディング内でファンドを複数選ぶことで、自動的に投資対象のリスク分散が可能です。商品選びに自信がなくても、LIFULL不動産クラウドファンディングなら信頼できるファンドに投資が可能です。

なるべく長期的に安定した運用を目指したい方

なるべく長期的に安定した運用を目指したい方は、LIFULL不動産クラウドファンディングが向いています。不動産の現物投資では「買い時・売り時」を意識して、常に情報収集を行う必要があります。

しかし、特に仕事もプライベートも全力で向き合う忙しい世代にとって、それは容易ではありません。なるべくなら手続きは最小限で済み、詳細な情報収集ができなくても長期的に安定した運用を目指せたらベストではないでしょうか。

LIFULL 不動産ファンディングで取り扱うファンドの目標利回りは、決して高いものばかりではありません。利回りが高いということは、それだけリスクも高くなるということであり、中長期的な運用にはそぐわないこともあります。そのため、LIFULL 不動産クラウドファンディングが取り扱うファンドは、ファンドの募集時の審査と、運用期間中の定期的なモニタリングを徹底していることから、安定運用を目指す忙しい現役世代の投資家の方に向いているといえます。

まとめ

LIFULL 不動産クラウドファンディングは、複数の事業者が運営するファンドを取り扱う投資プラットフォームです。取り扱うファンドについては事前に審査を行い、さらに運用期間中もモニタリングを継続し投資家の方に代わり、ファンドについての審査や情報収集を行います。

現物不動産への投資と違い、買い時や売り時を意識した詳細な情報収集は不要で、投資資金の管理もスムーズです。これらのことから、LIFULL 不動産クラウドファンディングは、日ごろ忙しくて情報収集ができない方や、ポートフォリオに不動産投資を組み入れたい方、なるべく手間をかけずに資産運用を行いたい方などへ向いています。ぜひポートフォリオのひとつとして、LIFULL 不動産クラウドファンディングを検討してみませんか。

大野翠
この記事を書いた人

大野翠

合同会社 芙蓉宅建FPオフィス代表。保険を売らない独立系FP&宅建士として活動中。
お金のプロであるFPと、不動産のプロである宅建士・賃管士としての知識やキャリアを生かし、金融機関や不動産会社など大手メディアにて年間300本以上の専門記事を執筆。このほか定期開催のマネーセミナーは延べ500人超の参加があり「むずかしいことを面白く」をモットーに毎回テーマを変えて開催中。並行して大手資格スクールにて宅建士・賃管士・FP技能士の資格講師としても活躍。

【保有資格】宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、AFP

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