不動産クラウド
ファンディングとは?
スキームの概要
不動産クラウドファンディングとは不動産を対象とした事業に複数人で投資をするものです
従来の不動産投資(現物不動産投資)では不動産を丸ごと購入する必要がありましたが、不動産クラウドファンディングでは事業の運営者が主体となって利益の分配を受ける権利を小口化して投資家から資金をあつめます。
事業には期間が決められており、その期間中で得られた利益(または収益)を投資家に分配します。


事業にはいろんな種類があり、好きなものを選ぶことができます
居住用マンションや商業ビルの賃貸、リゾート開発、空き家のリノベーションなど、事業の対象は多岐に渡ります。
例えば、既存の建物の賃貸収入(インカムゲイン)を目的とした事業では予定利回りは控えめですが、既に賃貸契約があるため事業が安定的であったり、イチから建物を建てる場合など売却収益(キャピタルゲイン)を目的とする事業では予定利回りは高く設定されていますが、売却時の状況次第では大きな損失が生じるリスクもあります。ご自身で事業の内容を正しく把握した上で、投資を行いましょう。


市場の規模
2022年の年間募集総額は
500億円突破へ!
不動産クラウドファンディングは2017年の法改正から始まりました。そこから市場規模(募集総額ベース)は急拡大しています。2022年の年間募集総額は500億円を超えそうです。今後もさらなる成長が見込まれ、注目を集めている投資手法となっています。


不動産クラウドファンディング
3つの魅力
①1万円から手軽に投資が始められる!
ファンドの多くが1万円から投資可能となっています。現物不動産投資は景気に左右されにくく、安定収益を得やすい投資と言われています。不動産クラウドファンディングも実際の不動産を裏付け資産としていますので、同じように安定した収益が期待できます。
株や債券などとはちがった動きをする資産への分散投資の第一歩として手軽に始められることが魅力です。
②国の認可事業者によって運営されているので安心!
LIFULL 不動産クラウドファンディングに掲載されているすべてのファンドは、国土交通大臣や都道府県知事の許可を得た「不動産特定共同事業者」によって運営されています。許可には事業者の財務の安定性や業務の運営体制などに関わる審査があり、適格であると認められた場合に限り不動産特定共同事業(不動産クラウドファンディング)を行うことが可能になります。
※ファンドの募集額に上限(1億円)がある小規模不動産特定共同事業は登録をすることにより事業を行うことが可能になります。
③ほったらかしでOK!
実際に不動産を所有すると必要となる管理については事業者が行いますので必要ありません。管理やその他の費用は事業者が支払い、残った利益を投資家に分配する仕組みなのでラクチンですね。
ただし、投資する前、運用中の事業の内容や状況のチェックは忘れずに。
他の投資商品との比較
専門知識がなくても始めやすく、
投資の初心者向きです
銀行に預金を預けていても受け取る利息にはあまり期待できないのが実情です。
かといって、株式投資などは買うタイミングを間違えると売る際に損失が出る可能性もあり、投資の初心者には手を出しにくい側面があります。その点、不動産クラウドファンディングでは運用期間中の値動きを気にする必要はなく、運用期間が終了すれば分配金と償還金が支払われること、一口1万円から気軽に投資ができることなど、初心者が比較的安心して投資ができる条件がそろっています。
また、他の投資商品のリスクヘッジとして不動産を投資ポートフォリオの一つに組み入れる場合にも、少額から始められる不動産クラウドファンディングは使い勝手のいい投資商品です。

