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不動産クラウドファンディング以外の投資 2022.10.28

国債とは?仕組みやメリットをわかりやすく解説

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部です。

資産運用などの投資をしたことがない人でも、金融機関にお金を預けることによって間接的に「国債」に投資しているのはご存知でしょうか。この記事では国債の仕組み、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。

国債とは国の借金のこと

国債とは、一言で表すと、国が発行する債券のことです。債券とは、お金を借り入れる際に発行される有価証券で、借用証書の意味もあります。借金のため、満期がきたら利子をつけて返す義務があります。

債券は発行される団体によって名称が異なります。地方公共団体が発行する債券は「地方債」、企業が発行する債券は「社債」です。

そして、日本国が発行する債券は「日本国債」と呼ばれます。つまり「日本国の借金の証書」になります。

一般的に、社会保障の整備、各種インフラ整備などの費用は税金から支出されています。しかし、それらの費用が税収入では賄いきれなくなると、国債を発行して投資家から出資を募り、投資家は国債を購入することで国にお金を貸すことになります。

投資家が国債を購入することで「投資家が債権者」、「国家が債務者」という関係性になります。

国債の発行と仕組み

国は、財政支出の不足を国債による借金で賄っています。

国債は、満期到来で元本が投資家に返済され、あわせて発行時に定められた利率で利子が支払われます。また、発行された国債は、債券市場で自由な売買が可能となり、需要と供給に連動して価格も日々変動します。

債券価格は、金利が上昇すれば下落し、金利が低下すれば上昇するという特徴があります。例えば、銀行預金金利が3%のときに、3%の利率で3年満期の国債が発行された場合、

市場金利が4%に上がると、利回り3%の国債の魅力が薄れるため国債の価格は下落します。

反対に、市場金利が2%に下がると、3%の金利がもらえる国債の魅力が上がるために国債の価格は上昇します。

満期までの間は金利の動向によって国債の価格が上下することを覚えておきましょう。

国債の種類

国債にはさまざまな種類があります。ここではそれぞれの特徴をご紹介します。

固定利付国債

利率は発行時に決められていて一定の利払いがあり、その金利が満期まで変動しない仕組みを持つ国債の総称です。

変動利付国債

固定利付国債と同じように、半年に一度利息を受け取れますが、利息が金利水準に合わせて値動きします。

個人向け国債

個人向けに発行される国債で、3・5年の固定金利型、10年の変動金利型という種類があり、適用利率も期間によって異なります。

新窓販国債

新型窓口販売方式によって販売されている国債。満期は主に10年設定となっており、最低5万円から購入可能です。

復興応援国債

東日本大震災からの復興を応援する観点で発行された国債。募集は2012年(平成24年)12月までで、現在は募集していません。

物価連動国債

物価動向によって元本が変動する国債。発行後に物価が上昇すれば、その上昇率に応じて元金額が増加します。

赤字国債とは 

国債は普通国債と財政投融資特別国債の二つに分けられます。普通国債には公共事業などの財源の調達目的で発行される建設国債や、特例国債である赤字国債などがあります。赤字国債は財政赤字が見込まれる場合に、それを補うために特別の法律に基づいて発行されるものです。その元本や利息の返済は、基本的に税収により賄われているため、赤字国債への依存から脱出する必要があります。

国債のメリット

国債を購入することでどのようなメリットがあるのかを解説します。

安全性が高い

国債は国が発行しているため、ほかの金融商品と比べて圧倒的に安全性が高いです。満期まで保有していれば、日本政府が債務不履行(デフォルト)にならない限りは、元本割れの心配はありません。

少額投資が可能

個人向け国債の場合、最低額面金額1万円から購入でき、投資のハードルが低いです。毎月発行されているため、地道に積立投資をすることも可能で、購入手数料も発生しないため、低コストなのも魅力です。

定期預金と比べると金利が高い

個人向け国債の場合、下限として0.05%の金利が保証されています。対して銀行定期預金の金利は、メガバンクであっても0.02%ほどです。銀行定期預金に比べて国債を購入したほうが高い金利で資産運用ができます。

毎月売り出されている

個人向け国債の場合、変動金利型である「変動10年」と、固定金利型である「固定5年」「固定3年」の3つが、毎月(年12回)募集・発行がされています。他の国債投資と比べて好きなタイミングでの購入が可能です。

譲渡・相続が可能

個人向け国債は譲渡や相続が可能です。金額に制限はなく1万円から1万円単位で譲渡・相続が可能になります。

個人間であればいつでも譲渡は可能で、保有者が死亡した場合は相続人口座に移管もできます。

国債のデメリット 

国債を購入することでどのようなデメリットがあるのかを解説します。

他の金融商品と比べて金利は高くない

国債は元本割れのリスクが低く安全性が高い反面、投資信託などと比べると金利は低いです。国が元本を保証するかわりに、ローリスク・ローリターンの投資商品になっています。

満期までには数年を要するため、短期間で投資利益が欲しい人には向いていません。

購入後1年は途中換金(解約)ができない

個人向け国債は、発行後1年間は原則中途換金(解約)できません。途中解約できるのは発行後1年経過してからとなりますが、すぐに換金できるわけではないため、急な資金需要に対応できません。

インフレに弱い性質がある

債券は金利が上がると相対的に価値が下がるという特徴があります。インフレ率がある一定のレベルを超えると、消費者の支出を抑えるため金利が上昇し、債券価格は低下します。インフレや金利上昇への対応策が必要となります。

個人向け国債とは

個人向け国債はスタートのハードルが低い投資です。どのようなメリット・デメリットがあるのかを解説します。

個人向け国債のメリットとは

少額から始められ、目的に応じた金利タイプを選べるなど、3年・5年・10年までの期間で元本の変動なく資産を運用したい場合には、個人向け国債は適していると言えます。

ここではメリットを5つご紹介します。

一般投資家が購入・投資しやすい

個人向け国債は個人の一般投資家でも気軽に購入できるよう、さまざまな工夫が盛り込まれています。

購入単位は最低1万円から1万円単位で購入可能 

販売価格は最低1万円から1万円単位で購入可能で、購入金額に上限はありません。

金利タイプは「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類 

商品には「変動金利型10年満期」「固定金利型5年満期」「固定金利型3年満期」があります。

発行から1年経過すれば中途換金できる 

発行後1年を経過すれば、元本割れせずに額面1万円単位でいつでも換金できます。

最低でも年利0.05%が保証されている 

3種類いずれも、経済状況等で金利が下落した場合においても、年率0.05%の最低金利が保証されています。

個人向け国債のデメリットとは

デメリットとして、超低金利時代のため利益はそれほど期待できません。運用の目的に合わせて使い分けることが重要となります。

ここではデメリットを2つご紹介します。

金利を得ることによる利益はあまり期待できない

2016年のマイナス金利政策以後、個人向け国債の金利は最低保証の0.05%にまで下がり、しばらくは高い金利収入はあまり期待できないと思われます。

物価上昇に対しては弱い性質がある

物価上昇に対しては弱い性質があるため、今後、日本の物価が上昇すれば物に対する価値が薄れ、購買力が弱まってしまうおそれがあります。

> 国債は買ってはいけない?国債のデメリットを解説

日本国債は買うべきか 

普通国債残高は2022年度末には1,026兆円に上ると見込まれ、日本の債務残高がGDPの2倍を超えている状況では、国債を買うのは不安になるかもしれません。

しかし、以下の理由で財政破綻はないといわれています。

  • 日本人は貯蓄額が多い
  • 国債の大部分は、国民が金融機関を通じて間接的に保有している
  • 自国通貨建てで、日本銀行による国債買い取りが可能なため、デフォルト=債務不履行は考えられない
  • 発行体が安全なため、低金利ながらも安定的に買われている

債券の利率が高いということは、発行体の安全性が低いということです。そのトレードオフを理解しておきましょう。

初めての投資は堅実な日本国債から始める手も

国債は低金利ですが、低リスクで元本割れもないので、初めて投資で低リスクのものが良い方にはおすすめです。

国債以外にもリスクが少ない投資手法として、不動産クラウドファンディングがあります。LIFULL 不動産クラウドファンディングは、国の認可事業者によって運営されているため、安心して投資をすることができます。ぜひこちらも検討してみてください。

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【監修者】FP1級技能士 永田智睦
信用金庫勤務後、独立系FP事務所を経営。金融業界で16年の実績がある。年間300件以上の個人事業や中小企業の相談に対応しつつ、個人のお金にもフォーカスをあて、経営者と企業が豊かな人生になるように全力でサポートしている。CFP資格、PBコーディネーターの資格も保持。

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部
この記事を書いた人

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部

金融分野全般に視野が広いライターと、不動産クラウドファンディングに精通した校閲メンバーにて構成。投資家目線のわかりやすい記事を届けることをモットーに、不動産クラウドファンディングを中心とした投資お役立ち情報をお届けします。

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