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不動産クラウドファンディング以外の投資 2022.10.31

国債は買ってはいけない?国債のデメリットを解説

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部です。

国債は金融資産の中でも安全性が高く、投資信託にも含まれる歴史のある商品です。しかし、ネットの記事などで「国債は買ってはいけない」「国債を買う必要はない」といった意見を、一度は耳にしたことはないでしょうか。自分の資産に国債を組み込んでいる方は不安になってしまうことでしょう。

国債を買ってはいけないといわれているのはなぜなのか、またどのようなデメリットがあるのか気になっている方は多いと思います。

そこで本記事では、国債のデメリットを説明した上で、国債が「買ってはいけない」と言われる理由を解説します。資産運用のために国債を買うか悩んでいる方はぜひご一読ください。

> 国債とは?仕組みやメリットをわかりやすく解説

国債は「買ってはいけない」「やめた方がいい」と言われる理由

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国債を買ってはいけない・やめた方がいいといわれる原因の1つは超低金利なことです。

国債の歴史は長く、50年以上も続いています。日本国債も歴史のある金融資産で、50年以上前は10%の利率でした。これは1億円購入すれば1年で1,000万円の利息を受け取れる計算です。現代の日本では、リスクの低いといわれている安全資産の中では圧倒的に高い利率でしょう。

しかし、財務省の発表によると、国債の利率は年々低下しており、現在はマイナス金利にまで下落してしまいました。ただし個人向け日本国債は最低金利保証で0.05%の利率を保っています。

また、国債は国がその価値を保証するため一見安心に思えますが、国政や経済状況の不安定な国では、いつ破綻が起きて資金の返済ができなくなるかは分かりません。そういったリスクも買わない方がいいといわれる原因です。

国債のデメリット

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ここでは国債を保有することでどのようなデメリットがあるのか解説します。デメリットは以下の4つです。

  • 金利が低い
  • デフォルト(債務不履行)のリスク
  • 途中売却で損失が発生する可能性も
  • 購入できる場所や機会が限られている

金利が低い

前項でも示した通り、国債は超低金利です。個人向け日本国債は最低保証の0.05%が保たれていますが、これは仮に1億円分の国債を保有していても年間で5万円程度の利益しか受け取れない計算です。

他の金融資産と比較するとその差がわかります。代表的な資産不動産や株式が挙げられますが、これらは平均リターンが約3〜4%以上で、単純計算で年間約60〜70倍の差が出ます。国債のみへの投資では、資産の増大化は期待できないでしょう。

デフォルト(債務不履行)のリスク

デフォルト(債務不履行)リスクとは、国債の発行元が投資家に対して返済できなくなるリスクのことです。つまり「国が経済的に破綻する」ことを意味しています。

国債は国自体がその価値を保証しているので安全性は高いように見えます。しかし、発行元の国にいつ何が起こるかは予想できませんよね。国の破綻は確率としてはかなり低いですが、国債への高額投資を考えている方は注意が必要です。

途中売却で損失が発生する可能性も

国債は、購入から1年経過した後であれば途中換金が可能になります。ただし、1年が経過しないうちに途中解約してしまうと、中途換金調整額として「直前2回分の利子×0.79685」が返済金から差し引かれてしまいます。

1年未満の運用ではほとんど利息は受け取れません。さらに、場合によっては中途換金調整額の分だけ損失が出る恐れもあります。国債を購入する場合は、長期保有できるように準備しておきましょう。

購入できる場所や機会が限られている

国債には、購入できる場所やタイミングが限られるといったデメリットもあります。国債の場合、個人が買えるのは「個人向け国債」または「新窓販国債」で、年に12回しか購入のタイミングがありません。他の金融商品と比較すると、種類やタイミングに制限があります。

また、購入場所は郵便局や銀行、証券会社ですが、取り扱いのない機関もあります。資産運用でよく利用する銀行や証券会社で国債の購入が可能か確認しておく必要があるでしょう。

国債のメリット

ここでは国債を保有することでどのようなメリットがあるのか解説します。メリットは以下の2つです。

  • 少額から購入できる
  • 他の金融資産よりも安全

少額から購入できる

個人向けの国債は少額資金からでも始められます。多くの方が持つ投資のイメージでは、大きな資金がなければ始められないと思われがちです。しかし、国債は1万円という少額から投資できるため、初心者の方や少ない資金から投資を始めようとしている方には嬉しいポイントでしょう。

他の金融資産よりも安全

デメリットの項で、国債はデフォルト(債務不履行)リスクがあると記載しましたが、それはあくまで情勢が不安定な国の国債の場合です。情勢が安定している国の国債は債務不履行リスク(デフォルトリスク)がほとんどありません。

たとえば、日本国債で債務不履行が起こるということは、日本経済が破綻してしまう寸前であることを示します。しかしこれは非常に可能性の低い事態でしょう。つまり、経済発展している国債であれば、高い確率で償還日に額面と利息分の利益を受け取れます。このことからも、国債はほとんどリスクがなく安全に儲けられる金融商品と言えるでしょう。

主要国国債のデメリット

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日本をはじめとした世界の主要な国でも国債が発行されていますが、それぞれに特有のデメリットがあります。ここでは日本国債以外に、アメリカ国債やドイツ国債のデメリットについても解説します。

日本国債のデメリット

日本国債の大きなデメリットは、先述したとおり超低金利なことや制限が多いことです。日本は経済破綻の可能性が低いとはいえ、経済の成長は停滞しています。一般的に景気が良くなると金利が上昇します。

また、「年に12回しか購入ができない」「購入できる金融機関が多くない」といった制限の多さから、資産運用に日本国債は比較的含まれなくなっています。

米国債(アメリカ国債)のデメリット

米国債10年利回りは3.315%で推移しています(2022.9時点 Bloomber)。

世界的にみると現時点でそこまで高くはありません。リターンは株式や不動産より劣ります。米国債のみで資産を大きくすることは難しいと考えましょう。

また、いかに世界一の経済大国・アメリカとはいえ、デフォルトリスクはあります。最近では、ロシアや中国の動きを嫌い、高圧的な発言をしています。仮にアメリカが他の国と有事に至った場合、米国債の格下げや債券価格の下落の可能性がゼロではないことに注意してください。

ドイツ国債のデメリット

ドイツはビールや自動車産業が有名で、現代も成長を続ける経済大国です。しかし、国債の10年金利は1.57%で推移しています(2022.9時点 Bloomberg)。

世界的に見ても高い金利ではありません。安全性や信頼性は高く安心できる国債ではあるものの、大きなリターンは見込めないでしょう。

また、他の国債と同じく、為替リスクにも注意が必要です。万が一利益が発生しても、為替変動により償還金の手取り額が減ってしまう可能性があることも考慮しましょう。

国債のデメリットを踏まえて考えよう

国債は歴史が長く、他の金融商品よりも安定した運用ができる商品です。しかし、購入する国債の発行元が政治や経済的に不安定な場合、デフォルト(債務不履行)リスクや値下がりのリスクがあることに注意しなければなりません。「国債を買ってはいけない」ということはありませんが、国債の購入を検討している場合は発行国の情勢や国債のデメリットを十分に把握しておきましょう。

また、国債の他にリスクの低い投資方法として、不動産クラウドファンディングもおすすめです。不動産投資は少しハードルが高い、、と思われるかもしれませんが、1万円から投資ができて運用も事業者に任せることができ手間も必要ありません。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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【監修者】FP1級技能士 永田智睦
信用金庫勤務後、独立系FP事務所を経営。金融業界で16年の実績がある。年間300件以上の個人事業や中小企業の相談に対応しつつ、個人のお金にもフォーカスをあて、経営者と企業が豊かな人生になるように全力でサポートしている。CFP資格、PBコーディネーターの資格も保持。

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部
この記事を書いた人

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部

金融分野全般に視野が広いライターと、不動産クラウドファンディングに精通した校閲メンバーにて構成。投資家目線のわかりやすい記事を届けることをモットーに、不動産クラウドファンディングを中心とした投資お役立ち情報をお届けします。

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