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不動産クラウドファンディング以外の投資 2024.08.01

100万円からでも資産運用は意味ない?少額投資のメリットについて

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部です。

加速する少子高齢化やインフレで将来に不安を感じ、少額からでも資産運用を始めたいと考えている方が増えています。老後や教育の資金は少しでも多く確保したいところでしょう。

しかし、「100万円からでも投資は始められるのか不安」「少額での投資は意味がないのではないか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、100万円からの資産運用は意味がないかについて詳しく解説していきます。少額投資のメリットについても解説しますので、ぜひご一読ください。

100万円を資産運用するならどんな投資がある? 

資産運用は少額からでも始められます。しかし、少額だとしても資産運用には必ずリスクがあるので、運用方法は慎重に決める必要があるでしょう。ここでは、100万円の資産を運用するためのおすすめの方法を紹介します。

株式投資

株式投資は資産運用の方法の中でも歴史が長く、多くの投資家が株式投資で資産運用しています。株式とは企業が資金調達のために発行する証券のことです。企業は株式で得た資金を使って業績を伸ばし、発生した利益が株主へ分配されます。

株式投資では個別銘柄への集中投資や複数銘柄への分散投資など自由な投資が可能です。得られる利益は、株価の値上がりを利用した売却益の他に、配当金や株主優待といった形もあります。

100万円から投資を始める場合は、リスクの高い集中投資はおすすめできません。反対の値動きを見せる銘柄があれば、一方で損失が出てももう一方で利益が出るため大きな損失は避けられます。複数銘柄へ分散投資することで、より確実に資産運用できるでしょう。

投資信託

投資信託とは投資運用に使われる金融商品の1つです。投資信託は運用会社によって作成されます。投資信託が販売会社で売買される際に発生した資金を運用のプロがまとめ、国内外の株式や債券に分散投資します。これにより得られた運用成果が投資家の利益になる仕組みです。

投資信託のメリットは、投資初心者や少額から投資を始めたい方に向いている点です。直接の運用はプロが行うため、知識が豊富ではない方でも簡単に始められます。また、分散投資を長期にわたり続けられることで、運用のリスクを最小限に抑えられるでしょう。より確実に低リスクで資産を増やせるおすすめの方法です。

外貨預金

外貨預金とは、外国の通貨建ての預金のことです。外貨には、米ドル、ユーロ、イギリスポンド、トルコリラ、スイスフラン、オーストラリアの豪ドルなどがあります。外貨建てだとしても、仕組みは日本円での普通預金と同じです。日本円でドルを購入して預け入れ、付いた利息分を利益とします。

日本では超低金利時代が続いており、国内で定期預金をしても資産はほとんど増えません。それに対して外貨はそれぞれの国ごとに金利が異なり、中には高金利で資産の増大化が見込める外貨もあります。現在はインターネットの普及により、国内のネット銀行などでも取り扱いが可能です。

ただし、為替リスクや金利が不安定な外貨もあるため注意が必要です。外貨預金する場合は、国の情勢が安定している外貨を選択し、為替リスクも考慮しておきましょう。

定期預金

定期預金とは、指定された期間銀行にお金を預けておくことです。一般的な「普通預金」は預金をいつでも引き出せますが、「定期預金」では原則として定められた期間が経過するまでは引き出せない仕組みになっています。

預金の期間は最短1カ月から10年程度まで選択が可能で、普通預金よりも高い金利が設定されています。金利には単利と複利の2種類あり、複利は預金期間が長ければ長いほど資産が増えやすい方法です。また、万が一預金先の金融機関が破綻したとしても、預金保険制度で元本1,000万円まで保証されます。

ただし、他の金融商品と比較すると資産が増えにくく、中途解約しない限り引き出しができない点に注意が必要です。

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングとは、これまでにない仕組みの不動産投資方法です。これまではオーナーになって運用する「直接投資」、または私募ファンドなどに投資する「間接投資」が主流でした。しかし、2017年12月の法改正によりインターネット上でも不動産投資が可能となり、第三の不動産投資方法である不動産クラウドファンディングが確立されました。

直接投資とは異なり、物件の運用や管理はクラウドファンディング事業者が行います。投資家はインターネットで簡単に手続きができ、分配金の発生を待つだけといった簡易的な仕組みです。投資初心者にとっては、とても楽に不動産投資ができるためおすすめの投資手法です。

資産運用で100万円を1000万円に確実に増やす考え方

100万円を1,000万円まで増やす場合、投機性の高い商品や株式の集中投資などで増やせる可能性はあります。しかし、「より確実に」資産を増やすためにはどうしても堅実な方法が求められます。

長期的に投資する

100万円の資産を1,000万円に近づけるには時間の力が必要不可欠です。短期投資で資産を大きくするには、それなりの金額を追加投資していく必要があり、その間商品価格は上がっていかなければなりません。

世界では5〜10年に1度、経済的に打撃を与える出来事が起きています。そのため短期投資の間にこのような事態に陥った場合、大きな損失は避けられないでしょう。しかし、長い目で見れば世界の経済状況は最後には回復し、やがては以前よりも商品価格の上昇がみられます。

また、長期投資では複利効果を得られます。複利効果とは、発生した利益にも利息が付き、利益が利益を生んで膨らんでいく効果です。投資資金を長期間保有して資金が大きくなるほど複利効果も大きくなるため、より確実な資産の増大が期待できるでしょう。

分散投資を心がける

確実に資産を増やすためには、分散投資を心がけることも重要です。投資商品の価格は、国際情勢や景気に影響されて常に変動しています。投資タイミングを複数に分けるなどのように、「時間の分散」をすることで急な価格変動の影響を和らげられるでしょう。

他にも、「資産の分散」や「地域の分散」の分散も大切です。資産の分散とは、さまざまな投資商品を組み合わせて投資することです。株や債券、さらには不動産やコモディティなど、異なる値動きを示す商品にまんべんなく投資することでお互いの価格変動リスクをカバーできます。

地域の分散は、複数の地域や異なる通貨に分散投資することです。国や地域によって経済や政治の情勢は異なり、常に全世界で同じ価格変動が起きるとは限りません。地域や通貨を分散させることでも、急な値動きの影響を抑えることが期待できます。

初心者から100万円を1000万円にするなら投資信託がおすすめ

投資経験のない初心者が、100万円を1,000万円にしようとする場合、数ある金融商品の中でも投資信託が最も適しているでしょう。その理由について詳しく解説します。

NISAやiDeCoなど利益に対しての節税対策がある

投資信託の商品には節税対策ができる商品があります。中でもNISAとiDeCoは国が推奨する安全性の高い投資制度です。これらの商品では初心者でも安心して資産運用できるだけでなく、非課税制度により節税できるといった大きな特徴があります。

本来であれば投資して得られた利益には税金が課せられますが、NISAやiDeCoでは非課税制度により税金がかかりません。投資には大敵ともいえる税金コストがついて回りますが、NISAやiDeCoには税金コストがほとんどないため、より確実に資産を増大させられるでしょう。

定期積立設定なら時間的な分散効果も

投資信託なら自動的な定期積立設定が可能です。自分でタイミングを見ながら商品を買い足していく作業は、非常に手間がかかってしまいます。投資信託では定期積立設定にすることで、毎月一定の金額を買い足せます。

この作業によって、自動的に時間を分散させられるのでリスクを低下できます。また、「1分1秒変化していく値動きに左右されて心の余裕がなくなる」「今月分の買い付けを忘れてしまった」などの事態に陥りにくくなるでしょう。

現代ではネット銀行の普及が著しく、楽天銀行やSBI銀行でも定期積立設定が簡単に行えます。特に初心者の方は定期積立設定を利用することをおすすめします。

100万円を確実に増やしていくなら分散投資

少子高齢化やインフレーションが進む日本では、今後さらにお金が必要になると思われます。現在は数多くの金融商品が存在し、投資経験のない方や資産に余裕がない方でも低リスクで資産運用を始められる環境が整っています。仮に100万円から投資を始め、確実に増やしていくなら分散投資をおすすめします。時間や地域の分散はリスクを分散することにもつながり、より確実に資産の増大化が期待できるでしょう。

また、分散投資という観点でポートフォリオを広げられそうであれば、不動産クラウドファンディングもおすすめです。LIFULL 不動産クラウドファンディングでは、複数のファンドを比較してあなたにあった条件のファンドが探せます。分散投資に興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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【監修者】FP1級技能士 永田智睦
信用金庫勤務後、独立系FP事務所を経営。金融業界で16年の実績がある。年間300件以上の個人事業や中小企業の相談に対応しつつ、個人のお金にもフォーカスをあて、経営者と企業が豊かな人生になるように全力でサポートしている。CFP資格、PBコーディネーターの資格も保持。

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部
この記事を書いた人

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部

金融分野全般に視野が広いライターと、不動産クラウドファンディングに精通した校閲メンバーにて構成。投資家目線のわかりやすい記事を届けることをモットーに、不動産クラウドファンディングを中心とした投資お役立ち情報をお届けします。

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