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暗号資産 2023.05.09

仮想通貨の保管方法とは?おすすめのウォレットは?

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部です。

仮想通貨投資を始めるとなると必要になるのが、仮想通貨のウォレットです。しかし、仮想通貨投資が初めての方の中には、「そもそも、ウォレットって何だろう」「ウォレットの説明を読んでもいまいちわからない」という方も少なくないのではないでしょうか。

そこで本記事では、仮想通貨ウォレットの概要や、それぞれの種類ごとの詳しい特徴、またおすすめの仮想通貨ウォレット5つをまとめてわかりやすくご紹介します。

仮想通貨投資を始めたい方や、おすすめの仮想通貨ウォレットを知りたい方などはぜひ、最後までご覧ください。

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仮想通貨ウォレットとは? 

仮想通貨はデジタルデータの形でインターネット上で管理される通貨のことです。その仮想通貨をデジタル上で財布のように収納しておくためのツールが、仮想通貨ウォレットです。ウォレットがなければ、仮想通貨を管理できません。

ホットウォレット

ホットウォレットとは、インターネット上で仮想通貨を保存・管理しておくタイプの財布のことです。日本語で直訳すると「温かい財布」という意味になりますが、「ホット」という単語を「インターネット上にある」という意味として表現しています。インターネット上にあるので利便性は高いのですが、秘密鍵は物理的に隔離されていないため後述のコールドウォレットに比べ、ハッキングなどで仮想通貨を盗み取られるリスクが高いといえます。

コールドウォレット

コールドウォレットは、「ホット = インターネット上の」ウォレットとは反対に、「コールド = オフライン(インターネット上にない)」ウォレットという意味です。インターネット上に仮想通貨を置いておくわけではないので、ネット経由でのハッキングなどのサイバーリスクがないことがメリットです。一方で、取引のたびにインターネットにつながなければならず、利便性が低い点がデメリットです。また、オフラインで管理する上での盗難・消失リスク等にも注意が必要です。

仮想通貨ウォレットの種類5つ

仮想通貨の大分類としてホットウォレットとコールドウォレットをご紹介しましたが、細分化するとさらに5種類に分けられます。以下では、仮想通貨ウォレットの5つの種類についてご紹介します。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットとは、その名の通り、専用のハードウェアで仮想通貨を管理するタイプのウォレットです。代表的なハードウェアウォレットとしては、Trezor、Ledgerなどのウォレットが挙げられます。オフラインで保管するコールドウォレットであるため、ハッキングのリスクが低い点がメリットです。

ウェブウォレット

ウェブウォレットとは、インターネット上で仮想通貨を保管しておくタイプ、いわゆるホットウォレットに該当するウォレットです。ウェブウォレットサービス上にてアカウントを作成することで、そのアカウントに割り当てられたアドレスがウォレットになります。ハッキングのリスクなどはありますが、秘密鍵を作ってセキュリティを高めることもできます。ブラウザのエクステンションなどもあり、利便性が高い点もメリットです。

モバイルウォレット

モバイルウォレットとは、モバイル、つまり携帯電話にアプリとしてダウンロードして持ち運べるウォレットのことです。モバイルアプリとして提供されているため、スマホのカメラ機能やQRコード読み取り機能などと連動して利用できて便利です。基本はウェブの延長線上にあり、端末のセキュリティに依存する形となります。

ペーパーウォレット

イメージしにくいかもしれませんが、ペーパーウォレットとは、モノとしての紙に公開鍵と秘密鍵を印刷しておいたものを指します。紙上にある公開鍵・秘密鍵のQRコードなどを読み取ると、仮想通貨の入出金ができます。銀行口座の口座番号とパスワードを紙に印刷した上で、さらに入出金できる機能がついた、とイメージするとよいでしょう。数ある仮想通貨ウォレットの中でも、最も原始的で安全なウォレットと言えますが、消失・紛失リスクがあります。仮想通貨の入出金は基本行わず、長期保有するといったケースで利用されます。

取引所ウォレット

固有のウォレットアドレスを持たないため厳密にはウォレットと言えませんが、仮想通貨取引所の口座をウォレット代わりに利用することもできます。ネットバンキングのようにID/PASSで利用できるため利便性が高いと言えます。但し、秘密鍵は取引所側で管理されるため金融機関などと同じく取引所への信用に依存する形となります。また取引所ウォレットは仮想通貨の送受信はできますが、スマートコントラクトへのアクセスはできません。

仮想通貨ウォレットのおすすめ5つを紹介

仮想通貨ウォレットの種類についてご紹介してきました。以下では、具体的な仮想通貨ウォレットのおすすめを5つご紹介します。ぜひ、ご自身の使いやすいウォレットを見つけて使ってみてください。

メタマスク(ウェブ/モバイルウォレット)

メタマスクは、イーサリアムや、イーサリアムから派生してできた各種仮想通貨を管理するための仮想通貨ウォレットです。イーサリアムのブロックチェーン技術が用いられているNFTゲームやNFTアート、Defiサービスなどでは、メタマスクの利用が必須になっています。メタマスクを利用することで、それらのサービスに利用するイーサリアム系の仮想通貨の決済が可能になるためです。

メタマスクには、スマホにダウンロードして使うタイプのモバイルウォレットと、ウェブブラウザ上で利用できるウェブウォレットタイプの2タイプの仮想通貨ウォレットがあって選択できます。イーサリアム系の通貨を送金する際に発生する「ガス代」と呼ばれる手数料を自分で自由に設定できる点がメタマスクの特徴です。

GMOコイン(取引所ウォレット)

GMOコインの仮想通貨ウォレット「GMOコイン 暗号資産ウォレット」をご紹介します。「GMOコイン 暗号資産ウォレット」は、スマホアプリとしてダウンロードできる、いわゆるモバイルウォレットタイプの仮想通貨ウォレットです。

投資初心者向けでシンプルに操作したい方におすすめの「ノーマルモード」と、プロフェッショナルトレーダー向けの「トレーダーモード」の2つのモードを使い分けることができます。「ノーマルモード」では、仮想通貨取引所にて仮想通貨の売買のみが行えます。

他に使う機能がない場合は「ノーマルモード」でも良いでしょう。レバレッジ取引や高機能チャートを使った取引、仮想通貨FXなどまで視野に入れている方は「トレーダーモード」を使いましょう。

bitFlyer(取引所ウォレット)

bitFlyerの仮想通貨ウォレット「bitFlyer ウォレット」の特徴をご紹介します。「bitFlyer ウォレット」はスマホにダウンロードして利用するいわゆるモバイルウォレットタイプの仮想通貨ウォレットです。

仮想通貨の購入・売却といった基本的な機能はもちろんのこと、QRコードを使った仮想通貨の送金機能も付いていて便利です。また、ECサイトやビットコイン導入店舗などでは、「bitFlyer ウォレット」から仮想通貨を決済目的で利用できます。

iPhoneとAndroidの両方に対応しています。操作画面はシンプルで使いやすいと評判です。

DMM Bitcoin(取引所ウォレット)

インターネット事業などを展開するDMMが展開するDMM Bitcoinの仮想通貨ウォレットをご紹介します。DMM Bitcoinの仮想通貨ウォレットは、サービス事業者がオンライン上で提供しているウェブウォレットです。インターネット空間上にあるので、入出金などがスムーズにできて利便性が高い点がメリットです。

管理については、DMM Bitcoin側で顧客の90%以上をコールドストレージ(オフラインのストレージ)に移管して管理しているため、ハッキングなどのリスクも低いです。DMM Bitcoinでは社内外の通信を24時間365日監視する体制を整備しており、リスク管理は徹底されています。

Bitbank(取引所ウォレット)

国内有数の仮想通貨取引所であるbitbankも仮想通貨ウォレットを提供しています。bitbankのサービス上で提供されるウォレットであるため、分類としてはウェブウォレットにあたり、仮想通貨の決済や送金などが即座に利用しやすい点が大きなメリットです。

ウェブウォレットではありますが、bitbank側で顧客の仮想通貨をコールドストレージに移管して管理しているので、ハッキングなどによる仮想通貨流出のリスクは抑えられています。その上にマルチシグというシステムも採用しています。マルチシグとは、仮想通貨に複数の秘密鍵をかけておいて、1つの秘密鍵を解かれても他の鍵によって通貨を守ることができるシステムです。これによって、さらに安全性を高めています。

自分に合った仮想通貨ウォレットを選ぼう

以上、仮想通貨ウォレットについて解説しました。仮想通貨ウォレットは仮想通貨を保管しておくための「財布」です。さまざまなタイプがありますので、ぜひご自身に合ったものを選んでみてください。

仮想通貨取引だけでなく、投資全般に興味がある方。不動産クラウドファンディングをご存知でしょうか。1口1万円から都心部のビルやマンションなどの優良物件に投資できる新しい投資手法です。仮想通貨投資だけでなく、こちらもぜひ検討してみてください。

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【監修者】CFP資格保有者 宮脇英寿
中学高校の数学教師を経てファイナンシャルプランナーの道に進む。年間100世帯以上の個別相談に対応しながら、確定拠出年金や住宅ローン、ねんきん定期便の見かた等各種セミナー講師も担当。住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引士の資格も保持。

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部
この記事を書いた人

LIFULL 不動産クラウドファンディング編集部

金融分野全般に視野が広いライターと、不動産クラウドファンディングに精通した校閲メンバーにて構成。投資家目線のわかりやすい記事を届けることをモットーに、不動産クラウドファンディングを中心とした投資お役立ち情報をお届けします。

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